陸小鳳伝奇

武侠小説の三大家と称される古龍の作品。

中々日本では手に入らない古龍の小説。

その中でも一二に入手しやすいのがこの「陸小鳳伝奇」シリーズでしょう。



謎の金鵬王朝から繍花大盗のお話、西門吹雪と葉弧城の紫禁城での決戦前後までが、全三巻でテンポ良く進みます。

古龍の作品は読んでいてハッとさせられる文章がサラっと出てくるあたりが良いです。

武侠小説がまだの方はもちろん、金庸作品以外読んだことがない方にもお薦めです。

武侠小説の中で最も読み返しているのがこの作品です。



「陸小鳳伝奇一 金鵬王朝」
98ページより
「賢い女だけが知っている。思いやりと気遣いこそ、
美貌よりはるかに長い時間男の心をとらえ続けるこ
とができる武器なのである。」


236ページより
「道などどれも大差ない。違いがあるとすれば道を
歩く者の気構えだけだ。人生の道もまたそのような
ものである。」

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