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書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)観終わりました

武侠小説の三大家、金庸(きんよう)原作『書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)』 (過去記事へ)、やっと観終わりました。



金庸(きんよう)原作は何度も何度もTVドラマ化されていますが、『書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)』は6度目のドラマ化だそうです。

6度もドラマ化になっているからヒネリが必要だったのか、原作とは随分違った設定になっており、観終わった後に何ともしっくりしない感じが残りました。


例の如く販売元のMAXAMさんのサイト武侠スペシャル『書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)』の予告編と第一話が観れます。

書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)

武侠小説の三大家、金庸(きんよう)のデビュー作『書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)』、がMAXAMさんから発売されました。



金庸(きんよう)原作は何度も何度もTVドラマ化されていますが、『書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)』は6度目のドラマ化だそうです。

『書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)』と言えば、チウ・マンチェク主演の『レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 書剣恩仇録』があります。



さすがアクションは素晴らしいものがありますが、いかんせんカットされ過ぎなのが残念な作品です。


で、今回の『書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)』

まだ3話までしか見ていませんが・・・

原作と随分違います。

違うというか、登場人物、時代設定等が一緒な別物と思った方が良いぐらいです。

原作を知っているのと、『レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 書剣恩仇録』も観ているので、別物と思えば先が分からない面白さはあります。

が、賛否両論でしょうね。

あと30数話、観賞後に賛となっているか、否となっているか??


例の如く販売元のMAXAMさんのサイト武侠スペシャル『書剣恩仇録(しょけんおんきゅうろく)』の予告編と第一話が観れます。

大唐游侠伝(だいとうゆうきょうでん)観賞終了

武侠小説の三大家梁羽生(りょううせい)原作『大唐游侠伝(だいとうゆうきょうでん)』、観終わりました。





唐代、安禄山によって起こされた安史の乱の時代、楊貴妃も出てくるその頃のお話し。

アンクションに関してはこれまで観た武侠ドラマで一ニを争う出来で楽しめました。

主人公の鉄摩勒(ビクター・ホァン)、空空児(TAE)、敵役の王龍客(シェン・シャオハイ)達男優陣が各々個性的で良かった反面、女優陣がちょっと弱かったかなぁ・・・

梁羽生(りょううせい)らしいと言えばらしい、ドロドロとした因縁が最後の最後まで続きました。



販売元のMAXAMさんのサイト武侠スペシャル『大唐游侠伝(だいとうゆうきょうでん)』の予告編と第一話が観れます。


MAXAMさんのサイトの画像を使う場合は問い合わせてくれと書いてあるので、これまでに三回問い合わせているんですが、お返事ないんですよね。

大唐游侠伝(だいとうゆうきょうでん)

金庸(きんよう)原作の『鹿鼎記(ろくていき)』以後しばらく観る物がなく、鬱々とした日を過ごしていましたが。

やっと出ました武侠小説の三大家梁羽生(りょううせい)原作『大唐游侠伝(だいとうゆうきょうでん)』



12世紀前後が舞台になることが多い武侠物ですが、今回は唐代(618年~)のお話です。

唐と言えば遣唐使、遣唐使をイメージすると、随分大昔のような気がします。

梁羽生(りょううせい)

武侠小説の三大家、最後の一人、梁羽生。

梁羽生は金庸と同じ香港の新聞社に勤めていました。

マカオで武術家の対決が行われたことを契機に、勤めていた新聞に武侠小説を発表しました。

その後同僚の金庸も梁羽生に少し遅れて武侠小説を発表します。

武侠小説の三大家の内二人が、同じ新聞社に勤めていたとは面白いことです。


梁羽生作品で始めて観たのが、映画の『セブンソード』



独特の雰囲気を醸し出した作品でした。


原作の『七剣下天山』も読んでみました。



が、これは原作の少し前の年代に当たるお話し。

金庸と比べると作風がちょっとかたい感じがしました。


最近観たTVシリーズの『セブンソード』



映画版は詰め込み過ぎ、説明不足に感じましたが、このTV版は逆に長すぎで展開が遅く感じました。


ここまでの『セブンソード』各種、どれもあまり好きではありません。

もう一度観ようとは思いません・・・



『游剣江湖(ゆうけんこうこ) 』昨年末、いつものMAXAMさんから発売された梁羽生原作のTVドラマ。



『セブンソード』の印象で、全く期待していませんでしたが、一応購入。

期待せずに観てみると、これがまた面白いこと面白いこと。

侠(義)を貫き、真面目に愛を貫くため運命に翻弄される男女。

行き違い、すれ違い、勘違いでどんどん逆境に陥るも・・・というようなお話し。

主人公含め、男性二人、女性二人が主役級で話しが進みます。

主人公が一番影が薄いような気がします。

それだけ他の三人が魅力的なキャラクターとも言えます。

『游剣江湖(ゆうけんこうこ) 』私のお気に入り武侠ドラマベスト3に入ります。

販売元のMAXAMさんのサイト武侠スペシャル『游剣江湖(ゆうけんこうこ) 』の予告編と第一話が観れます。


年末頃には同じくMAXAMさんから唐代が舞台の『大唐游侠伝(だいとうゆうきょうでん)』が出ます。

楽しみ楽しみ。

古龍(こりゅう)

射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)で書いたとおり、初めて知った武侠小説は金庸作品でした。

射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)で武侠小説に魅せられてからは、金庸のDVD、小説を買いあさりました。

のめり込むと途中で止まらない性質なので、あっという間に金庸作品はDVDは観終り、小説は読破しました。

何せ断筆している金庸さん、さてこれからどうした物か・・・

金庸と共に武侠小説の三大家と称される古龍・梁羽生に手を伸ばしました。

まずは古龍。



『大旗英雄伝』

古龍の他の作品にも名前が出てくる、鉄血大旗門の鉄大侠のお話し。

う~ん、まぁ、登場人物達の思い込みや勘違いが多くて、観ていてイラっとしました。

それでも貴重な古龍作品なので、武侠ファンには必須でしょうか。



『怪盗 楚留香(そりゅうこう)』

留香=香りしか残さないと言われるぐらいの軽功(凄い速さで動いたりと身が軽い)の達人が主人公。

全三章で、まだ二章までしか出ていません。

合成がちゃちで興ざめするシーンがあったり、どうにもこうにも主役が小説のイメージと離れているように思えて・・・

こちらも貴重な古龍作品なので、武侠ファンには必須でしょうか。




『PRIDE』

全く違う境遇で育てられた双子の兄弟が、成長してからライバルとして出会い・・・というお話し。

似ても似つかない双子ですが、この二人が好対象。

始めは笑いも多いんですが、途中から終盤にかけてはそれはもう違う話しかと思うほど哀しい展開に。

オープニングの曲が頭から離れませんでした♪

結構楽しめました。



それでは小説はどうかと言うと、金庸と違い古龍の小説は中々手に入りません。

それでも中古で凄い値段で買ったりし、見つけては少しずつ収集。

今でも入手しやすいのが



『陸小鳳伝奇シリーズ』

古龍の代表的なキャラクター陸小鳳が主人公。

飄々とした陸小鳳、男と男の友情、魅力的な女性陣・・・

武侠小説に推理小説がプラスされたような、独特な作品でお気に入りです。




『マーベラス・ツインズ』

表紙の絵でひきますが、中身はれっきとした古龍作品。

上のDVD『PRIDE』の原作です。

DVDはかなり省略しているのが分かります。

こちらの小説はかなりのボリュームで、魅力的な登場人物が多くて楽しめます。



歴史と絡めた作品が多い金庸に対し、古龍の作品は架空の舞台です。

これは香港の作家金庸に対し、台湾の作家古龍は当時の台湾の情勢が関係していると言われています。

主人公の成長過程を描くことが多い金庸に対し、古龍の作品は主人公は登場時、既に武功、性格共に完成していることが多いです。

あとは男同士の濃い友情、様々なタイプの大人の女性が沢山登場するのが特徴でしょうか。

どれだったか古龍の小説の帯に『アジアンハードボイルド』と書かれていて、思わず苦笑してしまいました。

が、読んでみると確かにハードボイルド調です。

金庸と違い、古龍は沢山の作品がありますが早くにお亡くなりになってしまい残念です。

また、作品の権利が沢山の出版社に分かれてしまっていて、日本でも出版元が分かれてしまっています。

出版元の違い、発表のタイミングの違いもあってか訳され方が随分違うのも残念です。

日本でもっと評価されても良いと思うのですが、こういったことも原因かと思い残念です。



ちなみに台湾の友人に武侠小説の話しを聞くと、陸小鳳、楚留香が好きだと言っていました。

古龍のドラマが放映される時間は、通りから人がいなくなるほどだと言っていたのが印象的です。

販売元のMAXAMさんのサイト武侠スペシャル『大旗英雄伝』『怪盗 楚留香(そりゅうこう)』が少し観れます。

射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)

私が武侠ドラマ・小説にはまったきっかけ。

金庸原作『射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)』

金庸さんは、まだご存命の中国の小説家ですが残念なことに30数年前に断筆してしまいました。

中華圏で絶大な人気を誇り、12億人の読者がいると言われています。

そんな金庸さんの武侠物四作目がこの『射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)』です。

舞台は13世紀、南宋と金が争い、その北方ではモンゴルでチンギス・ハーンが台頭してきた時代。

二人の漢人の子供が波乱万丈の人生を歩みます。

これだけでは歴史小説?って感じですが、ここに武侠小説たる武術と侠(義理)が味付けされます。