射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)

私が武侠ドラマ・小説にはまったきっかけ。

金庸原作『射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)』

金庸さんは、まだご存命の中国の小説家ですが残念なことに30数年前に断筆してしまいました。

中華圏で絶大な人気を誇り、12億人の読者がいると言われています。

そんな金庸さんの武侠物四作目がこの『射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)』です。

舞台は13世紀、南宋と金が争い、その北方ではモンゴルでチンギス・ハーンが台頭してきた時代。

二人の漢人の子供が波乱万丈の人生を歩みます。

これだけでは歴史小説?って感じですが、ここに武侠小説たる武術と侠(義理)が味付けされます。

武術の秘伝書を巡る争奪戦や、何やかんやが歴史上の人物を交えて展開されます。

登場人物が大変多いんですが、各キャラクターは濃い人達で誰が誰だったかとかは感じません。

特におじさんキャラクター達が際立っています。


私が始めに接したのがこのDVD



中国のTVドラマで全42話、2,000分もありますが続きが気になり、一気に観てしまいました。


DVDが面白かったので、次に原作を読みました。



ちょうど文庫サイズで、金庸作品がリリースされ始めたタイミングで、書店で見かけ購入。

DVDとほぼ同じ内容で、これもあっという間に読みました。


Amazonからのお知らせでコミックが出たことを知り、コミックも購入。



作画は香港の李志清(リシセイ)が手がけています。

外務省の「第1回国際漫画賞」最優秀賞に選ばれた劇画家だけあって、丁寧な筆致で描かれています。

全19巻で毎月2巻発行、今9巻まで出ています。

原作を省くことなく、忠実に描かれています。

うちの子供にも人気です。


DVD、小説、コミックと様々な媒体で出ている『射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)』

武侠入門には最適ではないでしょうか。


DVDを出されているMAXAMさんの武侠スペシャルでは1~2話が無料で観れます。

が、面白くなるのは5話ぐらいからだと思うので、あらすじも観れるのでそちらを是非観ていただきたい。


徳間書店さんでは金庸公式サイトを運営されています。

ここでも他の作品や基礎知識が見れますのでお薦めです。

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